ジャーナル

絵を見るということ

先日、星読み数秘タロットイラスト…と話し始めたら止まらない仲間と、久しぶりに会いました。

好きな分野が一緒だと、いろんな見方についての話ができて、すごく楽しいし、参考になりますよね。

彼女は長くイラストも描いていたので、絵の話でも盛り上がったのですが、話の途中、こんな話を彼女がしてくれました。

「私たちが普段多く接する絵やイラストは、PCや電子上で見たときに、どう美しいかで作られている」

「本物の絵は生で見ないと、その感動はどうしても気づけないよね」

「私たちは、本や教科書などの印刷物で絵に接するから、興味わかないし、大したことじゃないように思う。でも一度でも実際の絵を見てみると、全く違って、とても感動するんだよね」

私たちは今、デジタルの絵に接することがとても多いです。
デジタルで作成された作品は、それ自体がもうすでに完成品をオンライン上で見ることができます。これもまた今の時代の素晴らしいところですよね。
デジタルでしか出せない光のきらめきがあります。

対して、アナログの作品というのは、手元にできたものが作品であり、それのコピーや印刷物はやはりちょっと最初の状態から変わります。手で作ったものを元に、デジタル加工したものを完成品とするのであれば、また話が変わってきますが。


ゴーギャンの「我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか」を見た時のこと。
そんなに好きな雰囲気の絵ではなかったのですが、動けなくなりました。

最近で言えば、奈良美智さんの絵。大作で、淡い色彩の作品だったのですが、どうやったらこんな淡く美しい色合いが再現できるのか、ただただ溜息しかでませんでした。
とても気に入ったので、帰り道にポストカードを買おうと思い、手に取った瞬間、私が見た色と、そのポストカードの色の違いに愕然としてしまい、買うのをやめたことを思い出しました。それくらい別物になってしまっていました。


実物と印刷された物は違う、というのは既に感覚として知っていることでしたが、彼女の言葉をきっかけに、改めて考えさせられました。

今、テレビでルーブル美術館の特集を見たり、ルネッサンスの頃の書籍とかを読んでいるのですが、「ふーん、そうなんだー、知ってる知ってる」と思いながら見ていた自分がいました。

ここに載っている絵画や彫刻も、きっと実際見たら全然違うのだろうと。そこまでの想像力が働いていなかった浅はかさを感じました。
自分こそ、媒体を見て知った気になってしまい、本物を見たことがないって残念だよな…です。

また、いろんなことが落ち着いたら、美術館に足を運んで、先人であり先輩の方々が残された絵を見にいこうと思いました。
そして、いつかルーブル美術館や、イタリアにも足を運び、自分の身体で体験しに行こうと思っています。
今からその時が楽しみです。

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