それはあなたの引き受けることですか?
2020.07.24日々のこと
仕事のご相談を受けている時、ここがうまくいかなかった、ミスについてのお話を伺うことがあります。
責任感のある方、誠実な方、優しく繊細な方に多いですが、私のここが至らなかった、私が悪い、と全部問題を引き受けてしまっていることがあります。
いやいや、そこまで、あなたが引き受けることですか?、と思うことがあります。
仕事のミスについては、自分が至らないところから生まれることもありますが、それだけじゃないと思います。
私も以前は自分を責めて、よく落ち込んでいましたが。最近は、自分だけの問題ではない部分もある、と感じるようになりました。
そのミスは起こるべくして起こった。
構造上の仕組みの問題で、改善させていく必要のある部分ではないですか?
ミスや問題が起きた現実を直視し、今後どのようにしていくのか、対策を立てていくべきですが、全部を全部引き受ける必要はないと思います。
また、ミスを指摘された時や、叱責された時。
もちろん非を認め、真摯に謝る、ということも大事です。
でも、いろんな場合が想定されるので、一概にいえませんが、ここも同様に自分だけで引き受けすぎないこと。
場合によっては、自分の意見も伝えようとする姿勢も大事だと、と思いますよ。
それこそ心の中に剣を。
いざというときに、自分を守れるよう。
相手からの剣が飛んできた時に、瞬時に反応して返せるように。
実際言うか言わないかではなく、そういう意識を持っておくこと。それだけでも、随分変わることがあると思います。
その問題はあなたがそこまで引き受けるべきことなのか?
よく見極めて欲しい、と感じます。