タロット鑑定について〜タロットでなぜ悩みを解決する糸口が掴めるのか。
タロットカードを用いた鑑定を私は行っていますが、なぜタロットカードから悩みを解決する糸口が掴めるのでしょうか。
二つの視点からお答えしていきたいと思います。
① タロットカード一枚一枚に深い叡智が詰まっている
まず初めに、タロットカードは、ただの絵が描かれたカードではありません。
たくさんの叡智が詰まった、マジカルなカードです。
特に大アルカナは、「愚者の旅」とも言われているのですが(0のカードが愚者と言われています)、人の一生、成長の過程、この世の法則など、古くから伝わる叡智が秘められています。
対して、小アルカナは、人生の縮図。私たちの人生で起きる様々な出来事が事細かに描かれています。
私たちは普段ほとんど意識していませんが、実は様々なことを知覚しています。
たとえタロットカードの意味を知らなくても、私たちの深い意識のところではそのカードと響き合い、必要なカードを選んでいるのです。
② シンクロニシティ・共時性について
カードと響き合うのは、なぜか、についてですが。
私たちの意識には、顕在意識と潜在意識があります。
顕在意識は私たちが把握している意識、「こうしよう」「こうだ」などの意識している意識のことを指します。
対して、潜在意識は私たちが把握していない無意識の領域ではあるのですが、非常にたくさんの情報を持ち、また処理しています。
そして、個人の無意識より深いところに「集合的無意識」と言われる無意識があると言われています。
スイスの心理学者、カール・グスタフ・ユングが初めて提唱した考えであり、集合的無意識によって、私たち人類の全体の無意識は繋がっている、と言われています。
私たちは根底で全て繋がっているからこそ、「シンクロニシティ・共時性」が起きる、とユングは言っています。
シンクロニシティとは、意味のある偶然の一致とも言われており、わかりやすく言うと、
・連絡しようと思った人から連絡がきた
・欲しいと思っていたら、ちょうどもらうことができた
古くからの言い方であれば、虫のしらせや噂をすれば影などがあげられます。
タロット鑑定では、このシンクロニシティが起きています。
タロットカードは相談者の意識とシンクロ(同期)することで、相談者はその時に必要なカードと繋がっていきます。
そして、質問を投げかけることで、自分自身の潜在意識から、そして集合的無意識から、糸口となるカードが導き出されるのです。